日帰り手術
日帰り手術対応で患者様の負担を軽減
日帰り手術は子宮頚部異形成のレーザー蒸散、子宮内膜ポリープの摘出術、人工妊娠中絶手術(自由診療)、流産手術を行います。
子宮頚管ポリープ手術
子宮の頚管(入口)にできる良性のポリープを摘出します。不正出血の原因となることがあります。必要に応じてパワースターシザーズ(電気凝固機能を備えたハサミ)を使用して摘出します。ほとんどの場合麻酔は必要とせずすぐに帰宅できます。
尖圭コンジローマ手術
外陰部、子宮、膣部に乳頭状、カリフラワー状の特徴的ないぼができます。ヒトパピローマウイルスの6型11型に感染することで生じます。小さい病変で個数が少ない場合は塗り薬で治療しますがそれで治療が困難な場合はレーザーによる焼灼、蒸散を行います。レーザーによる治療を行うときは軽度の痛みを伴う可能性がありますので局所麻酔薬を使用します。
レーザー蒸散
子宮頚部異形成は子宮頚がんの前がん病変と考えられており、異形成の程度により軽度異形成(CIN1)、中等度異形成(CIN2)、高度異形成(CIN3)に分類されます。CIN2とCIN3に対して異形成ががん化する前に治療する目的でレーザー光線による熱で病変を蒸散します。手術15分前に痛み止めの点滴を開始し、子宮頚部に局所麻酔を使用し行います。軽度の痛み、熱感を伴いますが通常は支障ありません。
子宮内膜ポリープ切除術
子宮内膜ポリープによる過多月経、不正出血がある患者さん、または内膜ポリープのある不妊症、不育症の患者さんに対してポリープを切除する手術です。まずは子宮鏡という細いファイバースコープを使用して、子宮の内腔や子宮内膜ポリープの性状を観察します。子宮鏡は子宮体癌や子宮内膜増殖症などの前癌病変の性状などを調べるために行うこともあります。子宮内膜ポリープを切除する時はあらためて静脈麻酔薬を使用し行います。手術が終わって2~3時間麻酔後の状態を観察し、完全に覚めたのを確認して帰宅となります。
流産手術
午前中に外来を受診していただき子宮の入り口をひろげる処置します。少し時間をおきゆっくりと入り口をひろげ、静脈麻酔を使用して手術を行います。MVAシステム(手動真空吸引法)という子宮の内膜にできるだけダメージを与えない方法で手術を行います。子宮内膜ポリープ切除術と同様に2~3時間麻酔後の状態を観察し完全に覚めたのを確認して帰宅となります。
人工妊娠中絶手術
子宮内膜にできるだけダメージを与えない吸引する方法で行います。