診療内容

ピルについて

ピルについて

低用量ピルについて

避妊効果99.8%以上の避妊効果がありますが、他にもメリットがあります。

月経が軽くなる

月経量が少なくなり日数が短縮します。また月経痛が軽くなります。月経に伴う不快な症状がかなり軽減されます。また子宮内膜症の予防、進行を遅らせる効果があります。

月経が順調になる

月経の周期が安定し28日周期になります。
月経前の体調不良、イライラ等の症状(月経前症候群PMS)が改善します。

ニキビ多毛症に効果があります

男性ホルモンの産生、活性を抑制します。

ピルの副作用

ピルは太ると思っている方が多いですがその心配はありません。健康な女性が使用する場合ほとんどリスクはありません。服用を開始して間もないころは頭痛、吐き気、不正出血、乳房の張りなどが起こることはありますが徐々に改善していきます。

ピルの重大な副作用

血管の中で血液が固まって血液の流れにのり重要な血管をふさいでしまう血栓症が非常にまれですが起こることがあります。血液検査を定期的に行い安全に服用できるようにしていきます。

緊急避妊ピル(アフターピル)

やむをえず避妊に失敗した場合に性交渉後72時間以内に1錠飲みます。避妊効果は24時間以内で95%、48時間以内で85%、72時間以内で58%といわれています。

月経移動(月経時期調節)

旅行、試験等に月経があたらないように調整できます。中用量のピル(プラノバール)を用います。月経を早める方法と遅らせる方法がありますが旅行などの場合で飛行機等の乗り物に長時間乗る場合は血栓症のリスク(エコノミー症候群)がありますので旅行中はピルを飲まなくてすむ月経を早める方法をおすすめします。

月経を早める場合

直前の月経の2日目~5日目から内服開始します。
10日~14日間服用し飲み終わってから3~4日後から月経がはじまります。

月経を遅らせる方法

予想される月経の5~7日前から月経を止めたい日まで内服をします。飲み終わって2~3日で次の月経がきます。